合わないのは仕事ではなく、上司や先輩との相性
「私、この仕事に向いてないんです」とか「この職場に合わないんです」とか、嘆く人は多いですが。ほとんどの場合、向いてないのは、仕事そのものではありません。その人と、上司や先輩との相性が悪いだけです。ここを履き違えていると、ずっと悩み続けることになります。
そもそも、その仕事に向いてるとか向いてないとか。その職場に合うとか合わないとか。本人が決めるものではありません。決めるほどの判断材料に乏しい人ほど、そういうことを言いたがります。
その証拠に、こういうことを言うのは、社歴の短い人です。入社間もなく、この仕事に向いてないとか言う人は、けっこう多いですが。これも全て、勘違いから起こっていることです。
学生時代、好きな先生の授業は、楽しく聞けました。その先生が好きだから、苦手な科目でも、意欲的に取り組めました。数学が好きな人は、数学の先生が好きだったのです。小学校の時は、算数が好きだったのに。中学校に上がると、数学が嫌いになる人がいます。これは、小学校の算数を教えてくれる先生は好きで、中学校の数学の先生が嫌いだったのです。
仕事や会社も、これと同じです。好きな上司や先輩がいれば、その会社を好きになれます。言うことも聞けます。仕事にも、前向きに取り組めます。単純に「人間関係の問題」です。
大丈夫。あなたの上司や先輩は、いつまでもあなたの上司や先輩ではありません。会社には、部署間の異動はつきものです。大きな会社になれば、支店への異動もあるし、子会社に出向もあります。途中で退職するかもしれません。あらゆる可能性を考えると、あなたと相性の合わない上司や先輩が、一生、あなたと行動を共にすることは、確率的にあり得ません。
むしろ、人生の「ほんの一瞬」だけ、一緒のフロアにいるという感じです。それだけのことなのに、仕事が合わない、会社が合わないと嘆くのは、もったいないです。
こういうように、冷静に客観的に考えると、あなたの悩みはすぐに解決します。主観だけで考えているから解決しないのです。
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