企業の寿命は短くなっているのに、人が働く年数は長くなっている

平成から令和にかけて、企業の寿命はどんどん短くなっています。東京商工リサーチの調査によると、2018年に倒産した国内企業の「平均寿命」は、前年より0.4年伸びて23.9年とのこと。今後はコロナの影響で、もっと短くなる可能性が高いです。


昔は、一度会社に入れば、一生安泰とか、終身雇用が当たり前でしたが。今やそんな企業はほぼ見当たりません。入社した時は大丈夫でも、20年後にはどうなっているか分からない。それが「当たり前」の世の中です。22歳で就職して、40代に入った頃には路頭に迷う。そういう人が続出するということです。


企業の寿命は短くなる一方で、人が働く年数はどんどん長くなっています。以前は60歳が定年でしたが、65歳に延長され、更に70歳まで伸ばすという流れになっています。増え続ける老人の医療費や社会保障費、年金を国が負担するのが大変なので、自力でなんとかしてくださいね、という方向に、政府は舵を切っています。


内閣府が発表した資料によると、平成28(2016)年の労働力人口は、6,673万人。労働力人口のうち65~69歳は450万人、70歳以上は336万人で、労働力人口総数に占める65歳以上の割合は11.8%と上昇し続けています。


現代では、大学を出て働き始めてから、約50年も働き続けないといけません。しかも、会社はその間に潰れたり、合併したりして、最後まで面倒は見てくれません。自力で何とかするしかないのです。そんな世の中に生きているということを、はっきりと認識している人が、どれだけいるのかという話です。


どんな大企業に入ろうとも「準備」だけはしておきましょう。資格を取れと言っている訳ではありません。世の中の動きをよく観察して、どの業界や分野が伸びそうか。自分には何が出来るのかを客観的に把握しておくことです。


それが出来ていれば、今の仕事にも確実に活きます。転職することになっても、すぐに動けます。コロナ騒動でよく分かったと思いますが、時代の変化に敏感に対応できる人だけが、どんな時代でもやっていけるのです。あなたには、そんな人になってほしいのです。

→コロナ時代に生き残る働き方と稼ぎ方が学べる、12年間で3,600名以上の女性の人生を変えた個別コンサルの詳細はこちら

ブログから集客できない、起業したい女性にアイデアを提供し成功に導くコンサルタントのブログ

ブログから集客できない、起業したい女性にアイデアを提供し成功に導くコンサルタントのブログです。