本音で話すと、人とお金が殺到する

みんな本当は言いたいのです。でも言えないのです。だから言っている人の話を聞きたいし、言ってくれたらスカッとするのです。


世の中には、建前で話す人と本音で話す人に、はっきりと分かれます。比率は99:1です。日本人は、建前が好きです。本音は隠します。親や先生に、本音を言うと怒られたり、そんなこと言うもんじゃありませんと注意された経験がトラウマになっています。


話を冒頭に戻します。みんな本当は言いたいのです。でも言えないのです。だから言っている人の話を聞きたいし、言ってくれたらスカッとするのです。マツコデラックス、有吉弘行、坂上忍、松本人志、立川志らく。よくテレビに出ている人の共通点は、本音で話しているということです。モヤモヤしていたものを、スパッと言い切ってくれた。気持ちが良い。そう思いたいがために、テレビを見ている人が多いのです。


世の中のブログの99%は、建前で書いています。あたりさわりの無いように、細心の注意を払って、まろやかな文章にします。そうすると、誰にも響きません。みんながそんな風に書くので、競争が激しくなり、埋もれてしまいます。


読まれるブログは、全体の1%です。それは必ず本音で書かれてあります。本音を書きたいけど書けない。本音の文章を読みたい。そう思う人が多いので、本音で書くと人気が出て、どんどん読まれるようになります。


本音で書く人のブログは、読んでいたら止まりません。気付いたら、平気で100記事くらい読んでいます。そうすると、実際に会いたくなってきます。それは人として、普通の感覚です。気付いたら、本を買ったりサイン会に行ったり、個別面談に申し込んでいたりします。


というように、本音を言えば言うほど、人とお金が殺到するという仕組みにこの世はなっています。誤解してほしくないのは、本音=毒舌ではありません。「本音=愛」です。根底に愛がないと、本音はなかなか言えません。

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