経済評論家と投資家はどちらが信用できるか?

経済評論家と投資家がいたら、私は投資家の意見の方を参考にします。両者には、大きな違いがあります。最大の違いは「当事者意識」です。


経済評論家というのは、過去の事象やデータを用いて、今後どうなるかを予測します。自分ではただの一度も、商品やサービスを、販売したことがない人が大半です。メルカリでガンガン売ってる主婦の方が、はるかに顧客心理は分かっています。


好き放題言っている人もいますが、その責任は問われません。一年後の未来を予測して発言しても、その頃には誰も覚えていないからです。マスコミに頻繁に出て顔と名前を売り、本の出版や講演で儲けようとする人も、かなり大勢います。


経済評論家の多くは、組織に属しています。大学教授だったり、どこかのシンクタンクです。ということは、そこから安定的に給料を得ています。予測が当たろうが外れようが、自分の懐は痛みません。だから好きなことが言えるのです。


投資家は、身銭を切っています。世界情勢を冷静に分析し、今度どうなるかを見極め、出来るだけ損しないように、慎重に発言&行動します。こちらの方が、100倍以上難しいです。見解が外れたら、大きな痛手を負います。責任も生じます。本気であり必死なのです。


これらを踏まえて、どちらを信用するかという話です。経済効果がどうのこうのと、よく新聞やニュースで見かけますが。あの類の話が、まともに当たったことを、一度も知りません。これが全ての答えです。

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