安いのに価格で勝負してない人はお客様に支持される
カンブリア宮殿の、外食産業特集を見ていたら、印象的なシーンに出会いました。すかいらーくの創業者である横川竟氏が、40代の若手経営者の新業態について、コメントを求められ、こう答えました。「安いのに価格で勝負していない。お客様からすると、とてもお得感がある。今の時代、こういう人は、お客様に支持される。」なるほどなと思いました。
価格だけで勝負すると、お客様は数字にしか価値を感じないので、値下げ合戦になる。それをやり続けると、どこも儲からないので、結局、全部沈んでいく。そういうことも言っていました。その通りだなと思います。
番組で紹介されていた一人目は、東洋大学の学生食堂を運営している方で、ここの食堂は大人気だそうです。学生だけでなく、一般の人も利用できて、満足度も非常に高い。広大なフロアで、学生食堂とは思えないメニュー、しかも低価格。私も一度、行ってみようと思いました。
二人目は福岡の立ち飲み焼き鳥屋を、経営されている方。おしゃれな店内に、デパ地下のように、7割ほど調理済みの串を並べ、お客様に選んでもらう。それを目の前で焼いて出す。味も良くて、しかも一本100円〜です。L字型の店内は、若い女性で溢れていました。
しかもこのお店、お昼はサンドイッチ店として、営業しています。同じように、ショーケースにサンドイッチを並べ、対面販売しています。焼き鳥屋の業態は、東京の赤坂にもあるようなので、ここも是非行ってみたいなと思いました。
価格が安いというだけで、繁盛する時代ではありません。お客様の目は年々肥えてきて、求めるレベルも上がっています。そこを少しでも上回り、かつ払いやすい金額で提供する。それが出来る人が、今後も生き残る。そんな気がしました。
コロナで外出する機会は減っていますが。商売の勉強をしようと思えば、お金をかけなくても、家でいくらでも出来ます。良かったら参考にしてくださいね。
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