成功には「運・才能・努力」のどれが一番大事ですか?
「成功するには、運・才能・努力の、どれが一番大事ですか?」と、意識高い系のアラサー女子に聞かれました。私の考えでは「工夫」が一番大事です。理由を説明します。
運だけで成功する人は、たまにいます。こういう人は、流れが変わると弱いです。運だけでここまで来たので、いざとなった時に、どうしていいか分かりません。それで落ちぶれていきます。
才能だけで成功する人は、もっと少ないです。こういう人は、なまじ才能があるので、それ以上の努力をしません。提供している商品やサービスに、手を抜くようになり、お客様に飽きられます。いずれコツコツやっている人に抜かれます。
運も才能も無いけど、努力で成功する人がいます。日本人はこういう人が大好きなので、本やメディアには「苦労話」が、山のように溢れています。努力というのは、方向性が大事です。正しい方向に努力していたら、いずれ報われることもありますが。間違った方向に努力していたら、いつまでも報われません。間違いが広がるだけです。
日本人の努力家の99%は、間違った方向に努力しています。そのことにうっすら気付いてはいますが、今さら引き返せないと意地になっています。どう軌道修正したら良いのかも、いまいち分かっていません。それで時間とお金を無駄にするのです。「こんなに努力しているのに」と、徐々に卑屈になってきます。そうすると、ますます成功は遠のきます。
工夫して成功する人は、長続きします。自分の頭を使い、試行錯誤しているので、ノウハウが溜まっているからです。打たれ強いので、いくらでも挑戦できます。こういう時はどうしたら良いとか、今は一旦やめておこうとか、的確な判断が出来ます。どんな時代になろうとも、柔軟に対応していけるのです。
このように理由を述べると、深く深く頷いていました。「工夫することの大切さが、身に染みて分かりました!」と、興奮した顔で言っていました。ほとんどの人は、頭を使おうとしないし、工夫をしようという発想すらありません。だから、ほんの少しでも、頭を使って工夫すると、簡単にその他大勢から抜け出せます。それをやり続けたからこそ、今、私はここにいるのです。
0コメント