価格設定はお客様が「払いやすい」金額にしよう

個別コンサルでは、価格設定について相談されることが、とにかく多いです。価格というものには、正解がありません。いくらでも良いのです。だからこそ難しいのですが、考え方のコツとしては、お客様が「払いやすい」金額にすると、すんなり決まります。

商品の代金を払うのは、お客様です。売っている本人ではありません。それにも関わらず、多くの人は自分がいくら欲しいとか、月にどのくらい稼ぎたいといった観点で、価格設定をします。この時点で「ズレて」いるのです。

いくら良い商品でも、お客様が払いにくい金額であれば、売れません。あなたが1万円で売りたくても、お客様が5,000円だと思ったら、5,000円が正解です。それが「商売の基本」です。

ネットで話題になり、爆発的に売れる商品の共通点は、とにかく買いやすいことです。コンビニの商品が多いのも、そのせいです。ネットで見つけて、すぐに買いに行ける距離にお店があり、数百円という払いやすい金額で売っている。これが「バズる」商品の特徴です。

価格を高くして、価値があるように見せるという、姑息な手段があります。ブランディングだなんだと、しきりに叫んでいる人に多いです。そんな小手先のテクニックを使っても、お客様にはすぐにバレます。結局、売れません。

一番良い方法は、買ってくれる人に直接聞くことです。この商品いくらなら買う？とか、いくらまでなら払っても良い？とか。まだお客様がいない状態なら、友人や家族に聞いて回りましょう。とにかく自分だけで判断しないことです。

ネットであれば、金額はいつでも自由に変更可能です。色々と試してみれば良いのです。価格というのは、最終的には落ち着くところに落ち着きます。それがその商品の「正しい金額」です。

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