人は皆、聞いてほしくて、褒めてほしくて、認めてほしくてたまらない
人間というのは、聞いてほしくて、褒めてほしくて、認めてほしくてたまらない生き物です。だから、聞いてあげて、褒めてあげて、認めてあげる人のところには、人が殺到するのです。この仕組みが分かっていると、お金儲けは簡単になります。
流行っている占い師や、クリニックの先生は、ほとんど喋りません。ふんふんと頷いているだけです。自分の話を聞いてほしくて、わざわざ相手が来ているということを、よく分かっているからです。喋らせるだけ喋らせて、最後に「まとめ」を言います。そうすると相手は、この人、凄い!と勘違いしてくれます。
何も凄くありません。全部、自分で喋っているのです。話すことに夢中になっているので、本人は気付いていません。あれもこれも当てられたとか、全て分かってくれるとか思い込みます。そうすると、また来てくれます。楽な商売です。
実を言うと、私もこれをやっているだけです。相談に来る人は、話を聞いてほしくてほしくて、たまらない人ばかりです。一人で悶々としていて、周りに相談できる人がいません。そこでようやく見つけました。前日の夜からワクワクしています。あれも話そう、これも話そう。そんなことを考えていると、なかなか寝れません。
いざ画面越しに対面してみると、意外と普通の人です。思っていたより穏やかで、話しやすいです。そうすると、どんどん話したくなります。私は口を挟まずに、ふんふんと頷いているだけです。区切りの良いところで、一旦まとめます。聞いた話を整理して、編集しただけです。それで仕事の「9割」は終わりです。後は方向性を示してあげたら、もう他にやることはありません。楽な商売です。
聞いている時点では、絶対に否定はしません。良いなと思ったことは褒めるし、徹底的に個人として認めてあげます。それをやるだけで、この仕事は成り立つのです。
下手なコンサルタントやカウンセラー、売れない占い師やクリニックの先生は「自分の型にハメよう」とします。話を聞くより、話をしようとします。それは相談者からするとストレスです。せっかく聞いてもらいに来ているのに、聞く羽目になるとつらいです。もう行きたくなくなります。これで仕事が途切れるのです。
世の中には聞いてもらいたい人ばかりです。99,9%はそうだと思って、間違いありません。あなたがたった0,01%の聞く側に回れば、それだけたくさんの顧客が、この世にはいるということです。そのことに気付いた人から順に、お金持ちになるようになっています。
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