両家の親同士の相性なんて合う訳がない

「両家の親同士の相性が悪く、何かと揉めています」と、結婚五年目の人に相談されました。そんなことは、当たり前の話です。

そもそも、あなたと旦那さんの相性すら、合うことは奇跡です。その両親の相性が合うなんて、可能性でいったら奇跡的な数字です。おそらく「1%以下」でしょう。0,1%以下ということも、充分にあり得ます。

お子さんが生まれて、どこで誕生日を祝うのか、学校はどうするのか、お正月やお盆はどこで過ごすのか。それぞれが意見を言い合い、全くまとまらないとのこと。心配ありません。孫が生まれた親なんて、そんなものです。結局、自分のことしか考えていないので、自分に有利になるようなことしかどちらも言いません。それを客観的に見ながら「あぁ、またやってるな」と、生暖かい目で見ておけばいいのです。

合わないものを、無理に合わせようとするから、争いが生じます。合わないものは、合わないものとして、放っておきましょう。解決法としては「役割分担」を、徹底することです。ランドセルは母親の両親が、制服は父親の両親が、それぞれ買ってあげる。お正月は母親の実家で、お盆は父親の実家で過ごす。そういう風に、決めてしまいましょう。両家立ち会いのもと、あみだくじやサイコロ、くじ引きで決めると、ゲーム性が高まります。

大丈夫。孫の出来た親なんて、暇でやることがありません。孫の成長に意見するくらいしか、楽しみが無いのです。そう考えたら、幸せなことだと思えてきます。

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