文章は「起承転結」で書いても読まれない
起承転結で文章を書いても、その多くは読まれません。「長い」「分かりにくい」と思われて、途中で読むのを放棄されます。
学校では、起承転結で文章を書きましょうと、そう習いました。素直で真面目な人ほど、この教えをきちんと守っています。社会に出てその通りに書くと、読まれません。ここで不安になります。今まで学んできたこと、正しいと信じてきたことが、社会に出ると全く通用しないということに、ショックを受けるのです。
起承転結で書いた方が、良い場合も確かにありますが、その機会は少ないです。ほとんどの文章は、起承転結よりも、書きたいことから書いた方が、圧倒的に読まれます。その方が書き手のテンションが高く、読み手にも「熱」が伝わります。
私の書く文章は、起承転結を「完全に」無視しています。ブログでも、その通りに書いたことは、一度もありません。それでも日に数百人〜数千人に読んでもらえています。結論から書き始めて、結論で終わることもあります。転で書き始めて、そのまま「転がしっぱなし」の、文章もあります。それで良いのです。
普段のLINEのやり取りでは、起承転結にする人はいません。
A「明日、何時にする?」
B「12時にしようよ」
A「じゃあ恵比寿の西口改札で」
B「分かったー」
このように、結論だけでやり取りしています。その方が早いし、伝わりやすいからです。LINEではそうしている人が、いざブログを書く時になると、変に「お利口さん」になって、起承転結で書こうとします。結局、時間がかかって、分かりにくくて、長い文章になります。
起承転結に、こだわる必要はありません。そんなルールもありません。書きたいところや、書きやすいところから、どんどん書いていきましょう。その方が早く書けて、読まれます。良いことづくめです。
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