言いにくい事情は先に全て説明しよう

個別コンサルで多いのが、後から後から事情を小出しにして、説明する人です。正直、困ります。


事前に申込みフォームに書いてもらったり、冒頭に事情を詳しく聞いて、それを前提に話を進めます。あらかた話が終わった頃に「実は・・・」と言われるのは、こちらとしては困るのです。


というのも、事情によって、立てる戦略が変わってくるからです。次の4つのパターンでは、全て違います。

① 現在は会社員で固定給があり、空いた時間に副業として起業したい

② フリーターで働きながら、違う仕事にも挑戦してみたい

③ 専業主婦で全く仕事をしていないが旦那の稼ぎで生活費には困っていない

④ 専業主婦で全く仕事をしていなくて、シングルマザーでお金が必要

それぞれに必要な時間と金額、それを考慮に入れて、ベストな方法をこちらは提案します。ということは、前提条件が違うと、戦略自体が大きくズレてしまうのです。


そんなことはお構いなしに、言いにくいことは言わない。言ったらこう思われるだろうから、恥ずかしい。初対面の相手に、言うことではない。そういう人が多いです。


お医者さんに行った時、症状を正直に話さず隠すと、後に大きな病気になることがあります。風邪と、肝臓の病気と、腰痛では、処方する薬も治療法も違うからです。最初に言っておけば、こんなことにはならないのです。


せっかくお金を払って、相談に来ているのです。全部吐き出してスッキリして、スイッチを切り替える絶好のチャンスです。そこで出し惜しみすると、変わることが出来ないので、結局、自分が損します。


何かの縁で、こうして出会ったのです。自分の意思で、勇気を振り絞って、相談しようと決めたのです。恥ずかしがらずに、事情は全て先に説明しましょう。大丈夫。どんな話を聞いても、私は引いたりしません。国家公務員から、現役風俗嬢まで、お客様として接しています。場数が違うのです。

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