富裕層は絶対数が少ないのでみんなで取り合いになる
起業初心者向けの本を読んでいると、富裕層向けのビジネスは、単価が高いからおすすめだと、よく書かれてあります。確かに単価は高いかもしれませんが、それが売れるかどうかは、全く別の話です。その論点が「スコーン」と抜けているので、鵜呑みにすると全く売れずに終わります。
富裕層に買ってもらいたくて、アプローチしている業種を、思いつく限り挙げてみます。
時計、貴金属、家具、車、不動産、株、投資信託、保険、旅行、百貨店の外商、高級ブランド服、レストラン、ホテル、ワイン、絵画、骨董品。
ざっと挙げただけでも、こんなにあります。それに比べて、富裕層の数は、日本では全体の「2,3%」です。これをみんなで取り合っているのです。
富裕層向けのビジネスは、商品もサービスも洗練されています。老舗企業も多く、あの手この手で必死に考え続け、日々、試行錯誤の連続です。それでも富裕層は、すぐには買ってくれません。目が肥えているし、自分に必要ないと判断したものには、一銭も払いたくないからです。
富裕層には、アポもなかなか取れません。商品がどうこう言う前に、そもそも会えません。その労力たるや、かなりのものです。富裕層向けのビジネスに参入するということは、起業初心者がそんな世界で、戦うということです。それがどれだけ大変なことか、想像してみましょう。いかに「無謀」か、よく分かると思います。
あなたの商品を買ってくれるのは、あなたと同じような普通の人です。富裕層に比べて圧倒的に多く、出会いやすいです。そういう人たちにとって、いかに必要と思ってもらえるか。まずはそこから考えていきましょう。その方がビジネスとしては、はるかにやりやすいですよ。
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