常連で繁盛する店もあれば常連で潰れる店もある
飲食店を継続する為には、常連客の存在が大切です。足繁く通ってくれるリピーターは、お店にとってありがたい存在です。その数が多ければ多いほど、経営は安定します。人によっては、知人や友人を連れてきてくれたり、紹介してくれたり。そんな人が増えると、お店の売上はどんどん増えます。
一方で、常連客のせいで、経営が傾くお店もあります。いつ行っても、カウンターを常連客が占領して、新規客がなかなか入れないお店や、常連が威張り散らしているお店です。カウンター8席のお店で、常連が8人いたら、新規客が入るスペースはありません。それを避ける為に、京都の有名なお寿司屋さんは、予約とは別に必ず2席は空けています。
常連の中に威張り散らす人がいたら、そのお店の印象は最悪になります。「ここは俺の店だ」くらいのことは、平気で言います。本人は常連ぶっていても、お店としては迷惑でしかありません。ということに、本人が全く気付いていません。
こういうお店は、常連客が来ている間は、まだ大丈夫です。引越しや転勤、体調不良等、何かの都合で来なくなると、一気に売上が落ちます。そうなってから焦っても、もう手遅れです。常連客だけのお店というイメージは、なかなか消えません。新規客は入りにくいのです。
私のような極度の人見知りの人間は、知らない人から急に話しかけられるのが、苦痛で仕方ありません。お店に入ってすぐに、常連に話しかけられると、その時点で帰りたくなります。「お兄ちゃん!初めて?」とか、大声で言われたら、二度と来るかと思います。
常連というのは、寂しい人が多いです。だから毎日のように来るのです。大して話も面白くありません。そんな人と話すくらいなら、家で本を読んでる方がマシです。私にも行きつけはありますが、常連にはなりません。
好きなお店は、決して干渉してきません。放っておいてくれます。声を発するのは、入店時と注文する時だけです。最後に「ありがとう」とだけ言って、サッと帰ります。
結局、常連の質は、そのお店の質とイコールです。どんな人が居着くのか。どんな人をどんな風に紹介してくれるのか。それを観察してみると、そのお店の質が、手に取るように分かります。
→失敗しないコロナ時代の働き方と稼ぎ方が学べる、12年間で3,600名以上の女性の人生を変えた個別コンサルの詳細はこちら
0コメント