売れやすい値段の付け方を教えてください
「売れやすい値段の付け方を教えてください」と、起業初心者の方に相談されました。
結論から言うと、売れやすい値段というのは、この世に存在しません。あくまで、買う側が決めることです。その商品がその値段に、見合っているかどうか。そこが大事です。
マーケティングの本や、ネットでよく見かける説として「端数にした方が良い」とあります。本当にそうでしょうか。スーパーでは98円という数字を、確かによく目にしますが。それが他の商品やサービスにも、必ずしも当てはまる訳ではありません。
高額な商品は、端数にすると安っぽく見えるので、数字を揃えた方が良いとも書いています。本当かなと思い、エルメス、グッチ、ヴィトンの、通販サイトを見てみました。ほぼ全ての商品が、端数で表示されていました。
例えば、エルメスのサンダルは、151,200円です。グッチの財布は、92,880円です。ヴィトンの日本限定バッグは、343,260円です。思いっきり端数ですが、それでも買う人は買います。
要するに、売る側があれこれ考えても、買う側にはあまり関係ありません。スーパーで98円の野菜が、よく売れたとしても、高級品を買う時はまた違います。同じ人でも、買う場所やその時の感情、使える金額等、その時々で異なります。
ネットで売るのであれば、色々と試してみれば良いのです。一万円の商品を売りたい場合、一週間ごとに変えてみるとか、いくらでもやりようはあります。
1週目:1万円
2週目:10,000円
3週目:9,800円
4週目:9,980円
このように、書き方を微妙に変えてみることで、反応が違うかもしれません。どんな商売でもそうですが、やってみないことには分かりません。しかもネットであれば、数字は簡単に変えれます。
値段というのは、最終的に落ち着くところに落ち着きます。その値段になるまで、どんどん試しましょう。それがお客様からの、あなたに対する「評価額」です。
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