売れない芸人ほど「芸人とは」を語りたがる

売れていない芸人ほど、安い居酒屋で後輩に向かって「芸人とは」を語りたがります。全く説得力がないし、もちろん後輩からは慕われていません。陰でバカにされています。同じ芸人仲間に「また始まったよ」と、LINEで連絡されています。本人はそれに気付かず、気持ち良く自分の話に酔っています。

芸人の世界に限らず、同じことをやっている「売れない先輩」は多いです。こういう人に限って、やたらと熱く語りたがります。そんなことする暇があるなら、さっさと帰って勉強すれば良いのに、決してそんなことはしません。自分の実力の限界を、よく分かっているからです。

こういう人に掴まったら、時間の無駄になるだけなので、適当にあしらいましょう。用事があるとか言って、さっさと帰りましょう。

同じ芸人でも、売れている人は、絶対に他人に説教しません。聞かれたらボソッと答えますが、自分から何かを言うことはありません。その「ひと言」を聞く為に、後輩は必死に食らいつきます。実力で周囲を唸らせている人は、周りにあれこれ言わなくても、良いのです。既に力を認められているので、下手にアピールする必要もありません。そんな「野暮」なことはしません。

あなたが売れたければ、売れている人のことを、じっくり「観察」することです。普段どんな考え方をしていて、どう行動しているか。それを真似ることから始めましょう。そこに時間を割けば、売れない先輩から絡まれることはもうありません。声もかけてきません。実力でさっさと追い抜いてしまいましょう。それがお互いの為です。

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