講座や資格を売るのは本業が儲かってない証
講座や資格を売るのは本業が儲かってない証です。本業に忙しい人は、講座をやる暇がありません。講座をやろうと思ったら、準備や何やらで、けっこうな時間を取られます。講座をたくさんやるということは、それだけ本業にお客様が来ていないということです。
パーソナルスタイリストの講座を売っている人は多いです。それだけ本業にお客様がいないということです。今の時代、コーディネートは、ネットですぐに見れます。Googleの画像検索や、インスタグラムで検索すれば、一瞬で山のように出てきます。しかも、無料です。「スニーカー 白 コーデ」と検索すれば、それで事足りるのです。
そんな時代に、わざわざお金を払って、コーディネートのアドバイスをしてほしい、ショッピング同行をしてほしい。そんな人が、一体どれだけいるのか。商売として考えると、そこが大事です。
パーソナルスタイリストの講座を売っている人から、率直な意見を聞きました。自分のお客様はいないけど、パーソナルスタイリストになりたいという人はいる。だから、講座を売るしかない、と。このやり方では、いずれ必ず行き詰まります。ということを本人が一番よく分かっています。だから、余計にツラいのです。
整理収納アドバイザーも、同じ状況になっています。資格を売っています。本屋に行けば、片付け本はたくさんあります。片付け本を、片付けないといけないくらい、選択肢は多いです。整理収納アドバイザーになって、本を出せる人はごく一部です。しかも、その人同士でも、熾烈な競争があります。それ以外の人は、ほとんど儲かりません。
部屋を片付けようと思えば、本を一冊読めば済みます。1,000円前後です。やる気のある人はそうするし、やる気のない人は、そもそも片付けようとは思いません。片付け方を学びたい人はごく少数なのに。片付け方を教えたい人は、たくさんいます。だから、講座や資格を売っているのです。
例としてあげた仕事の他にも、講座や資格を売っている業種はいっぱいあります。全て、本業としては儲かっていません。いくら資格を取っても、それだけではやっていけません。それを分かっているのに売っているから、タチが悪いなと思います。要するに、カモにされているのです。ということに、早く気付きましょう。
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