仕事の99%は「種蒔き」だと覚えておこう

仕事の99%は「種蒔き」です。そのことが分かっていれば、気が楽になります。

よっぽどの売れっ子でない限り、仕事が殺到することはありません。そして、売れっ子というのは、世の中にはとても少ないです。ということは、ほとんどの人の元には、頻繁に仕事は来ません。これが世の現実です。

仕事が来ない時に、何をするかが大事です。不貞腐れるのではなく、日々、種蒔きをし続けることです。仕事の99％が種蒔きで、残りの1%が「急な試験」です。

学生時代の試験は、範囲や日程が決まっています。9月の１週目に、P40〜P100までのテストをやりますと、事前に先生が教えてくれるので、対策ができます。

大人の試験は、範囲も日程も決まっていません。何の前触れもなく、意外なところから「これ、出来る？」と、急に言われるのです。そういう言われた時に、コツコツと種蒔きしていた人は、即答で「出来ます！」と言えます。そこで結果を出せば、次もまた頼まれます。それが次々と繋がって、売れっ子になっていくのです。つまり、売れっ子の元を辿れば、日々の種蒔きだということです。

種蒔きには、ありとあらゆる方法があります。仕事に関連する本を読むこともそうです。専門家に、話を聞きに行くこともそうです。体調管理も大事です。そういうこと「全て」が種蒔きです。

私の日常は、種蒔きばかりです。暇さえあれば読書をして、映画を観て、落語を聞いています。公園や神社仏閣、美術館にもよく行きます。ランチに出かけて、純喫茶に立ち寄って、居酒屋で人間観察をしています。これだけ色々やっていると、勝手に知識も知恵も増えていきます。どんな業種のどんな立場の人の相談にもすぐに回答出来ます。一見、遊んでいるだけのように思われますが。実は、全て仕事に「直結」しています。

あなたには、あなたに合った、種蒔きの方法があります。それをひたすらやってください。それが、急な試験に一発回答する、唯一の対策です。

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