転職でコネ入社するメリット・デメリットを教えてください
「コロナの影響で転職を検討中で、一つコネのある会社があります。コネ入社するメリットとデメリットを、教えてください」とアラサー会社員から、相談されました。メリットはすぐに入れること、デメリットは会社によっては、妬み・僻みがあることです。が、それも入ってみないと分かりません。
大企業なら、誰がコネ入社か分からないくらい、人がたくさんいます。中小企業なら、コネ入社だらけです。そんなこと気にせず、仕事で成果を上げることに、全神経を集中するべきです。そうしているうちに、コネ入社がどうとか、気にならなくなります。
何を隠そう、私の社会人デビューは「100%コネ入社」です。新卒の採用試験に、全て落ちたからです。どこも行くところが無くなって、途方に暮れていた時に、ふと思い出しました。面識のある姉の同級生が、会社を立ち上げたということを。連絡先も知っていたので、電話してみました。状況を全て正直に話し終えると「すぐに来い」と言われました。何十社受けても受からないのに、たった5分の会話で、あっさり入社が決まりました。世の中、そんなものです。
入社してからも、完全に依怙贔屓されていました。が、それは見た目と頭脳の問題です。イベント会社には、本当に色んな仕事があります。現場で立っているだけの仕事もあれば、荷物を運ぶだけの仕事もあります。コンパニオンの面接の仕事もあれば、テレビ局で番組に立ち会う仕事もあります。私は後者をやっていました。見た目がシュッとしていて、本をたくさん読んでいたので、テレビ局の営業の人や、クライアントのメーカーの人と、話が合うからです。
というように、入社までのハードルと、その後の仕事の成果は、また別の話です。せっかく入れてもらっても、使い物にならなければ、干されることもあるでしょう。実際に、そういう「ボンボン」は多いです。
コネは使えるなら、どんどん使うべきです。さっさと入って、たくさんチャンスをもらい、どんどん成果を上げるべきです。そうすることにより、新しいコネも出来てきます。そうして徐々に上がっていく人のことを、一般的には「世渡り上手」と言うのです。
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