「あなたはありのままで最高で完璧」な訳がない
あなたはありのままで最高です。完璧です。そんなフレーズをよく見かけますが。そんな訳がありません。
もし本当に、最高で完璧なら。あなたの見た目が良くないのも。貧乏なのも。モテないのも。頭が悪いのも。他人のことをすぐに羨み、嫉妬するのも。愚痴っぽいのも。全て、説明がつきません。最高でも完璧でもないから、こんな事態に陥っているのです。
そもそも、ありのままの自分でいいとか、無理しなくていいという、心のケアの「常套句」は、極端に弱っている人に向けて使う言葉です。そんな状態では、頑張ることすらしんどいので、ちょっと休みましょうね、と。そういう意味あいで使われていました。が、それがいつの頃からか、日常的に使われるようになり「勘違い」した人が増えたのです。
現状で最高でも完璧でもないのに、ありのままではダメなままです。マイナス50点の人なら、マイナス50点のままです。そんな人を採用したい会社も、そんな人と付き合いたい人も、そんな人と結婚したい人もいません。ダメなら、努力するとか工夫するとか、何かしらやらない限り、良くはなりません。
メンタルというのは、筋肉と同じです。鍛えれば鍛えるほど強くなります。逆に、放っておくと、どんどん弱まります。あなたは、放っておき過ぎです。だからメンタルが弱いままなのです。些細なことですぐに傷つき、何かあるとすぐに「心が折れた」と言うのです。はっきり言って、面倒くさい人です。
もう一度言います。あなたは最高でも完璧でもありません。そんな「おとぎ話」から、早く抜け出すことです。落ち込んだ時に、早くそこから脱出する方法を、一刻も早く身に付けることです。そうして「心の筋トレ」を重ねると、今より少しだけ前進します。それが成長したということです。
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