資格を取る前にどれだけ需要があるかを調べよう

起業するからといって、先に資格を取りに行く人が多いです。ほとんどが、すぐに取れる資格です。そんな資格には、仕事の依頼がありません。そもそもの需要が無いからです。それを事前に把握しないから、資格を取っても仕事が無いと、嘆く事態に陥るのです。


弁護士のような難関資格を取っても、なかなか食べていけない時代です。すぐに取れる資格で、食べていける訳がありません。


よく考えてみてください。あなたがすぐに取れるということは、他の人もすぐに取れるということです。ライバルはどんどん増えます。しかも、その仕事には需要がありません。供給量(資格取得者)だけ増えて、需要が少ない。そういう仕事には「未来」がありません。


先に調べてみることです。資格を発行している本部ではなく、その資格を取って実際に稼いでいる人が、どれほどいるのかということを。本部やその「手先」として働いている人は、良いことしか書きません。それに騙されて資格を取る人が増えれば、自分達が儲かるからです。その情報を鵜呑みにしないことです。


起業の相談に来て、資格を取ろうとしている人がいると、私はだいたい止めます。その仕事に需要が無いこと、未来が無いことは、プロが見れば一瞬で分かるからです。調べましたか?と聞くと、10人中9人は「まだです」と答えます。この時点で、商売のセンスがありません。


どんな資格を取っても、それだけでは食べていけません。その資格を使って出来る仕事に、どれだけ需要があるかは、調べればすぐに分かります。すぐに出来ることすらしない。その時点で「アウト」なのです。


調べ方が分からないなら、他人に聞くことです。これってどう思いますか?と聞けば、正直に答えてくれます。私なら「2秒」で判断できます。あれこれ悩んだり、無駄なお金を使うなら、その方が圧倒的に節約になります。時間もお金も。

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