真面目な人が成功しない理由
「真面目な人が成功しない理由を教えてください」と、いかにも真面目そうな人に聞かれました。
真面目な人というのは、日本人にはとても多いです。多いということは、その人じゃないといけない理由がありません。他の人でも良い訳です。そうなると、待っているのは過当競争と、価格競争です。典型的な負けパターンです。
それと、真面目な人は面白くありません。人は、正しいことよりも、楽しいことを選びます。その方が楽しいという本能的な欲求があるからです。落語家でも、真面目な人の独演会は、あまりチケットが売れません。古典落語を真面目にやっているのですが、お金を払って見に行きたいとは思いません。そんな落語家はごまんといるので、別にその人でなくても良いのです。
現在、売れている落語家は、基本が完璧なのに、その型を「壊せる」人です。まくらで言ってはいけない話をしたり、話の登場人物のキャラを変えたり、自分なりの解釈を踏まえてみたり。お客様は、そこにお金を払っているのです。東西合わせて、900人以上の落語家がいると言われていますが。このレベルに達していて、チケットが即完売するのは、たった「15名」くらいです。
真面目を売りにしても、そんな人はたくさんいるので、差がつきません。真面目な人は面白くないので、選ばれにくいです。真面目な人が、キャラを変えて、無理に面白くしようと思えば、痛々しく見えます。SNSやyoutubeには、そんな人が溢れています。
それよりも、切り口を変えてみる、見方を変えてみる、表現方法を変えてみる。この方が、よっぽど楽で、成果も出しやすいです。真面目な人には、真面目な人なりの戦い方があるのです。それを一緒に考えるのが、私の仕事です。
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