本屋を見ればその街の知的レベルが分かる

日本全国どこに行っても、必ずその街の本屋さんに入ります。店内の様子や、人の入り具合、どの棚に人が多いかで、その街の知的レベルが分かります。


所得の低い街は、やはり本屋さんに人が少ないです。雑誌や漫画がやたらと多く、立ち読みしてる人がほとんどで、全体的に落ち着きがありません。走り回っている子供や、大声で叫ぶ親をよく見かけます。


先日ある街の大型商業施設に行きました。隣のスタバは長蛇の列なのに、併設された蔦屋書店には、ほとんど人がいませんでした。その時点で、その街のレベルが分かりました。


所得の高い街は、平日・休日問わず、本屋さんに人が常時います。混雑しているのに、店内はシンとしています。どの棚にも満遍なく人がいて、漫画は少ないです。親子連れも、静かに本を選んでいます。


本屋さんも商売なので、本を売らなければいけません。それは分かりますが、売れる本ばかり置いていると、面白くない売り場になります。今でいうと、店頭にホリエモンの本ばかり置いている本屋さんは、だいたいつまらないです。


本屋さんで一番個性が出るのは「文芸コーナー」です。ここを見れば、その本屋さんに、どれだけ本好きがいるか、ひと目で分かります。売れている本や作家だけでなく、こだわりやつながりを感じると、こちらも嬉しくなります。吉田修一の初期の本や、石田衣良のあまり売れなかった作品、伊集院静の20年前の文庫本。こういうのがあれば「好きなんだな」と思います。


かと言って、個性が強すぎるのも、どうかと思います。店主が一人でやっている、小規模な書店なんかは、入りにくいです。入ったが最後、何かしら買わないといけない感じがするし、コミュニケーションするのも億劫です。そういう意味では、大型書店が生き残るのは、自然な流れだと思います。


本が好きな人は、本屋さんが好きです。好きなものは、自然と観察してしまいます。もっと良くなってほしいので、意見したくもなります。こうして見ていると、徐々にその「違い」が分かってくるのです。それが確実に仕事に活きてきます。

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