今の時代に売れるのは「賛否両論ある人」
今の時代に売れる人の特徴は「賛否両論ある人」です。当たり障りのない無難な人より、癖は強いけど、言っていることは的を得ている。この人なら、この問題をどう捉えるのか、気になって仕方ない。そういう人の方がウケます。
みんなに好かれる必要はありません。そもそも、みんなに好かれる人なんて、この世に存在しません。一昔前のように、もはや国民的スターや、国民的アイドルは成り立たないのです。
価値観が多様化してきて、それぞれが違う方向を向いているので、みんなが好きなものというのはありません。それよりも、「私のスター」や「私のアイドル」が、ごく少数の人に支持されている。現代は、そういう時代です。
私が敬愛する立川談志は、賛否両論ある人でした。好きな人は大好きで、嫌いな人は大嫌いです。「俺の欠点は大衆に溶け込めないこと」高座でよくこう言っていました。結果的に、大好きな人に熱烈に支持され、死後もカリスマ化されています。本屋さんの落語本コーナーに行くと、未だに立川談志関連の本が、一番多いです。
その弟子の立川志らくが、メディアに引っ張りだこです。この人も、賛否両論分かれる人です。本人もそれを自覚していて、無理に大勢に好かれようとはしていません。立川志らくが、弟子の頃にある女性作家にこう言われたそうです。「世の中には立派な人が半分、頭の悪い人が半分。だから、半分の立派な人に認められるように、あなたも頑張りなさい」とてもよく分かるなと思いました。
ホリエモンもそうです。好きな人と嫌いな人は、ちょうど半々くらいだと思います。好きな人は全ての本を買うし、嫌いな人は顔も見たくありません。しかし、日本全国どこの本屋さんでも、ホリエモンの本は平積みされています。
あなたも、全ての人に好かれる必要はありません。そもそも、そんなことは不可能です。ごく一部の、あなたがいないと生きていけない人の為に仕事をしましょう。それが今の時代に、売れる人がやっていることです。
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