星野源の人気の理由は、ダメな人の「代弁者」であり「代表」であること

星野源の人気の理由が「そして生活はつづく」という本を読んで分かりました。


星野源という人は、本当にダメな人です。社会性が欠如しているというか、やらないといけないことをやらない。それを放置して、まぁいいやと思っている。そういう面が、ありとあらゆるところに見て取れます。


携帯電話の料金を払いに行かないといけないのに、放置して督促状が来てしまう。銀行振替にすれば、手間が省けるのに、その手続きもまた放置してしまう。こういう人、世の中にはとても多いです。


ダメな人というのは、自分と同じようにダメな人か、自分よりダメな人を見て「安心」したいという気持ちが強いです。自分だけじゃないんだ。自分はまだマシなんだ。そんな人の「代弁者」であり「代表」が、星野源です。


多くのダメな人は、そこに共感するのでしょう。こんな人でも、テレビやドラマに出て、歌も歌って本も出せる。ダメな人に勇気を与えているのです。


ダメな人というのは、どこか投げやりです。自分はどう頑張っても、うまくいかない。キラキラした世界になんて足を踏み入れたくない。それなら最初からやめておこう。そんな人が多いです。自分を変える勇気も、向上心もありません。せいぜいテレビやネットを見るか、数百円の本を読んで終わりです。だから、うちのお客様にはなり得ません。


そんなことを書きながら、私にも同じような経験があります。二十歳の頃、中島らもの本をそれこそ読み漁りました。まず、思ったのが「こんな人でもやっていけるんだ」ということでした。


らもは、本当にむちゃくちゃです。医者の息子で灘高出身なのに、シンナー中毒で、アルコール中毒でした。その代わり、文書は抜群に上手いし、ユーモアも愛情もあります。私が文章を書くようになったのは、中島らもの影響です。結論をまずは書く。その後に説明と具体例を書く。最後に今後の展望を書く。これは、らもが提唱した、正しい報告書の書き方です。私はこれをずっと踏襲しています。


中島らも愛が強すぎて、話が随分と逸れましたが。ダメな人はダメな人なりに、あれこれ考えて頑張っているのです。そういう人が変わる為には、本人が自分の意思で、気付かないといけません。


「今のままでは今のまま」です。きっかけやタイミングは、いつ来るか分かりません。星野源にも、きっと何かあったはずです。それが、あなたの身にも、どこかしら何かしら起こります。その時までじっと耐えるのか。自ら行動を起こすのか。それはあなたの自由です。

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