口下手で言いたことが伝わりません
「口下手で言いたことが伝わりません」と、真面目そうな会社員の方に、個別コンサルで相談されました。
世の中には、口下手で悩んでいる人は、とても多いです。同様の質問は、今までに何度もされました。そんな人に、まずお伝えしたいことは。「口下手は、悪いことではないよ」ということです。
よく言われる話ですが、営業マンでも、口下手な人の方が売れたりします。お喋りな人は、相手のことを考えず、ベラベラ話して不快にさせますが。口下手な人は、じっくり相手の話を聞くので、好感を持たれる率が高いです。
人というのは、基本的に「話したがり」です。自分の話を他人に聞いてほしくてほしくてたまらない生き物です。ということは。聞く側に回ってあげるだけで、とても「貴重な人物」になれます。あなたが何もしなくても、話したがりの相手が、向こうから勝手にやってきます。人がやってくるということは、お金もやってくるということです。
人気のある占い師やカウンセラー、高名な医師や売れっ子営業マンは、このことがよく分かっています。相談者に好きなだけ喋らせて、じっくり聞くフリをする。最後に、ひと言だけポイントを話す。これだけで、相手は「メロメロ」になるのです。
口下手な人は、こういうことができる可能性を秘めている。そう考えれば、口下手も悪くないと思えるのではないでしょうか。
それでもどうしても、相手に自分の言いたいことを伝えないといけない時もあります。その時の対処法としては「紙に書き出してみる」というのが、最も良いと思います。紙に書き出して客観的に見れば、何を伝えるべきか、何を伝えなくて良いかが一目瞭然です。話のポイントや順序も、これをやればズレることはありません。
別に、紙を見ながら話しても構いません。相手からすると、あなたは口下手だと思われているので。そんな人が紙を見ながら一生懸命に話すと、とても頑張ってるように見えます。
口下手だからといって、何も気にすることはありません。人の話をじっくり聞けるという長所を持っていると思うくらいで、ちょうど良いです。個別コンサルでは、このような個人的な悩みにもお答えしてます。何でも聞いてください。何でも答えます。
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