どんな本を読めば仕事に役立ちますか?
「どんな本を読めば、仕事に役立ちますか?」と、個別コンサルの際に、聞かれることが多いです。
私は、ビジネス書は、めったに読みません。Amazon1位とか、本屋さんのランキングに入っている本も、全く興味ありません。売れているとか話題になっているかより、自分が読みたいと思えるかどうかを重視しています。
外出すると、本屋、パン屋、純喫茶居酒屋くらいしか、ほとんど行きません。直接、本屋さんに足を運び、自分の感覚で選んでます。こういうことを、多いときは週に4〜5回はやってます。
読むのは、小説が多いです。小説を読むと、自分の知らない世界が知れます。ネットの仕事を15年以上やっていて思うのは、ネットには「書けない」ことが多すぎる、ということです。半永久的に保存されてて、検索も簡単に出来ます。Yahoo!のトップページに載ると、数百〜数千万人が見る場合があります。だから「本当のこと」は書けないのです。
本はそんなに読まれません。ビジネス書でも、今の時代は、1万部を突破したらヒット作です。読まれても一万人です。小説はもっと少ないです。しかも、これはフィクションです、と注釈をつけて逃げれます。だから本当のことが「書きやすい」のです。
世の中のお金の流れがよく分かります。どこで誰と誰がつながっていて、どういう風にお金が回っていくのか。小説を読めば、かなりリアルに、全て書いてあります。また、女性作家が書いた小説を読めば、女性がどういう時にどう思うのかといった心理状態がよく分かります。男の私には理解できないことが、本を読めば理解できるようになります。これは非常に仕事に役立ちます。
と、ここまで書き進めてきましたが。私は、仕事に役立てようと思って、本を読んでいるのではありません。本が「好きだから」読んでいるのです。一日に最低一冊、月に40〜50冊は読んでます。それが「たまたま」仕事に役立っただけです。
本を読まないといけないという強迫観念で読んでも、本は喜びません。あなたも何も得れません。読みたい人は読めば良いし、読みたくない人は読まなくて良いです。でも、読んだ方が、仕事は出来るようになるとは思います。
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