私のやりたい仕事や商売は売れますか?
「私のやりたい仕事や商売は売れますか?」と、個別コンサルで相談されることが、とても多いです。明らかに売れないものは、売れないとはっきりと言います。それはどういうものかというと、「よく分からない」ものです。何を売ろうとしているのか、誰が買うのか、結局、どういうものなのか。そういう点が不明なものは、売れません。
個別コンサルでは、分かりにくいものを、分かりやすくします。そこに一番、時間を割きます。商品やサービスを明確化し、料金も設定し、分かりやすくしました。そのタイミングでまた、「売れますか?」と聞かれます。どれだけせっかちなんだと思います。その時点では分かりません。まだ売ってもいないのです。売れるかどうかは、売ってみないと分かりません。
その人が、こちらの言ったことを、どれだけ理解しているのか。聞いたことを、素直にすぐやるのか。どれだけ継続してやれるか。そこも分かりません。私は預言者ではないので、未来は見えません。その人ができそうなことをとりあえずやってくださいとしか言えないのです。
大企業に存在する、マーケティングのプロ中のプロでも、よく外します。新商品を100個出して、1個でも当たればラッキーくらいに思っています。個人と大企業の違いは何かと言うと、どれだけ「手数」を打てるかです。売れるかな売れないかなと、うじうじ悩んでいる暇があるなら、さっさと世の中に出した方が早い。答えはお客様が持っている。そのことを、大企業の人間はよく分かっています。
個人の出した商品が売れなくても、大した痛手ではありません。商品開発にも、マーケティングにも広告にも、それほどお金はかかっていません。それなら、さっさと売り出してみて、お客様の反応を見るのが「賢明」です。
売れる人は、それができる人です。だから私は、売れるかどうか聞かれたら、そんなことで悩まずに、とりあえずやってみたら?と言うのです。
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