夫婦とナポリタンは「飽きてから」が勝負

夫婦生活に飽きが生じて、離婚を考えているという人が、相談に来ました。夫婦なんて、飽きるに決まっています。飽きない方がおかしいです。つまり「飽きてから」が勝負です。

交際期間を経て、結婚する時がピークです。甘い新婚生活なんて、長くて二ヶ月。それ以降は、ずっと飽きた状態で、何十年も続く。結婚とはそういうものです。そう説明すると、妙に納得していました。

ナポリタンも同じです。味が単調なので、すぐに飽きます。その割に量が多いです。飽きてからの方が、圧倒的に長いのです。「3口で飽きてこそナポリタン」こんな名言をこの記事で読みました。それを見てすぐに、渋谷のパンチョに行き、ナポリタンを実食。思ったよりも量が多く、本当に3口で飽きました。

ここからが、この子との「真の付き合い」の始まりです。食べれども食べれども、一向に減らないナポリタンを、淡々と減らしていくというプレイ。そう思い込めば、その先は楽でした。

このように、訳の分からないことを、自分の悩みに当てはめてみるというのは、有効な手段です。意外と納得できたり、思わぬ「悟り」を開いたりします。そんなことでもやらないと、長年の夫婦生活なんて、やってられません。

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