通勤ルートを少し変えるだけで無限の体験ができる

通勤ルートを少し変えるだけで無限の体験ができます。同じ道を同じ時間に、同じように動いていると、誰でも飽きます。当然です。そんな時は、少し「工夫」すれば良いのです。一本違う道、一本早い電車、いつもと違う出口。定期券は変えなくても、やり方はいくらでもあります。そうすると、飽きることは防げます。

会社員はよく、つまらないと言います。仕事に飽きた。会社に飽きた。そんなことを、すぐに言います。それは結局、自分が退屈になるように、仕向けているからです。工夫していないのです。

私は会社員の時、自転車通勤でした。毎日、行くルートを変えていました。近道を見つけた日。花屋さんを見つけた日。途中の区役所で、めちゃくちゃキレイな人を見つけた日。毎日が「冒険」です。飽き性なので、こうしないと、気持ちが保たないのです。

今、住んでいるところの、最寄駅は白金台駅です。私の家は1番出口の方です。ある時、2番出口から帰ってみました。驚きました。なんとそこからは、東京タワーが見えるのです。すぐに、色んな人に、写真付きで言いました。

中には、私が東京タワーが見えるマンションに住んでいると、勘違いしている人もいます。それはそれで良いのです。このように、身の回りには、驚きが満ち溢れています。そこに気付くか気付かないか。その違いです。

気付く人は、好奇心があり、ちょっとした工夫ができる人です。自分を「もてなす」のが、上手い人だとも言えます。気付かない人は、好奇心がありません。変化に弱いです。文句ばっかり言っています。自分をもてなすのが、下手な人だとも言えます。

もし、他人を自分の通勤ルートに招待するとしたら。どんな「解説」をするか。そう考えると、良いかもしれません。こんなお店があります。こんな公園もあります。ここは昔、作家の○○が住んでいたそうです。そういうことが、どれだけ言えるでしょうか。

言えることが多ければ多いほど、あなたの体験が増えたということです。実際に誰かに言わなくても大丈夫。要は「体験量を増やす」ということが出来ればそれで良いのです。

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