説明が下手(苦手)なので改善法を教えてください

「説明が下手(苦手)なので、何か良い改善法を教えてください」と、埼玉県に在住の、30代の方に相談されました。


説明が下手な人は、難しいことを、そのまま難しく言う癖があります。専門用語を多用するので、余計にややこしくなります。だから、伝わらないのです。そんな時は、身近な例に「置き換え」をしましょう。そうすると、グッと分かりやすくなります。


私の仕事はコンサルタントです。世間一般の人からすると、どんな仕事かよく分かりません。イメージしにくいのです。だから「お医者さん」に例えて、いつも説明するようにしています。具合の悪い患者さんが、病院に来ます。お医者さんは、問診票を見たり、触診したり、過去の症例を参考にして、診断します。経過観察をしてください、この薬を日に三回飲んでください、ゆっくり休んでください。というように、対応策を示します。これがお医者さんの仕事です。


コンサルタントも「全く同じ」です。商売がうまくいかない、仕事に悩みのあるお客様が来ます。現在の状況はどうなのか、どうしていきたいのか、じっくりと話を聞きます。それを踏まえた上で、今後どのようにすれば良いか、具体的な対応策をアドバイスします。言い換えれば「企業や商売人のお医者さん」です。


コンサルタントと接したことのない人は、世間には山のようにいますが。お医者さんなら、何度も接しています。だから、イメージしやすいのです。


あなたの仕事や商売・商品が、よく分からないと言われるのなら。身近に置き換えができるものはないか、探してみましょう。きっとあるはずです。見つかれば、それを使って説明すれば良いのです。


難しく考える必要はありません。子供に教えるような感覚で、簡単な言葉で話してみましょう。そうすれば、あなたの説明は、今よりもグッと分かりやすくなります。説明が分かりやすいと言われると、嬉しくなります。そうすると、もっと説明が上手くなります。「正のスパイラル」に入るのです。

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