貯金を増やすのに投資は向いてますか?
「貯金を増やすのに投資は向いてますか?」と、アラフォー独身女性に相談されました。投資が好きですか?と逆に質問したら「好きではない」とのこと。この時点で、投資に向いていません。
投資をする人が増えると、儲かるのは証券会社や銀行です。投資で儲かろうが損しようが、一定の「手数料」が入ってきます。それで、証券会社や銀行は、利益を上げているのです。
レオナルド・ディカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」が、証券会社の実態をよく現しています。少し長い映画ですが、テンポが良いので、一度、観てみてください。
投資を勧める人は、もちろんそんなことは教えてくれません。「貯めておくだけでは増えないですよ」「素人でも簡単に出来ますよ」と、ひたすら繰り返します。
投資で稼いでいるプロ中のプロは、一日中モニターに貼り付いています。世界中の経済情勢をチェックし、ありとあらゆる情報を仕入れます。最低でも2〜3台のモニターで、ロンドン、ニューヨーク、東京のそれぞれの市場の動向に気を払っています。そこまでする気があるのなら、投資に時間とお金をかけても構いませんが。その気がないのなら、やめておいた方が賢明です。
手持ちのお金を増やすことを考えるより、自分に投資した方がお金は増えます。寝具にお金をかけたり、勉強代に使ったり、美味しいものを食べたり、旅行に行ったり。こういうお金の使い方をすると、自分に知恵や体験が「貯金」されます。
体験は減りません。増える一方です。誰かに盗まれることもありません。つまり、自分に投資すると、増えることしかないのです。こんな「確実な投資」はありません。
お金は使ったら減るのではありません。意味のあることに使えば、引き換えに知恵や体験が増えるのです。逆の言い方をすると、知恵や体験を増やす為に、お金を有効に使うのです。こういう発想に切り替えると、勝ち目の少ない投資より、意味のあるお金の使い方ができて、結果的に手元の貯金も増えます。
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